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HIRAYA WHITE PAPER

平屋白書 2026

国土交通省「建築着工統計調査」の一次データから、平屋図鑑編集部が独自集計した平屋の統計データ集。年次推移・都道府県ランキング・平均面積のいま。図表は出典明記でご自由に引用いただけます。

発行: 平屋図鑑編集部|2026年7月14日|データ最終確認: 2026年7月

居住専用住宅に占める平屋の比率(2023年度) 15.4% 新築のおよそ7棟に1棟が平屋。10年前(7.4%)の2倍超
平屋の新設着工の10年増加率(2013→2023年度) +56.1% 37,248棟 → 58,155棟。住宅全体は約25%減の中での増加
都道府県別 平屋比率 第1位(2022年) 宮崎 55.8% 新築(3階建て以下)の2棟に1棟超が平屋。最下位は東京1.4%
平屋の平均床面積(2023年度) 97.8 2013年度101.2㎡から緩やかに縮小。「増えながら小さくなる」

01 — NATIONAL TREND

平屋比率は10年で2倍超に。住宅市場で唯一伸びるセグメント

日本の新築住宅市場が縮小を続ける中(居住専用住宅の着工は2013年度50.5万棟→2023年度37.8万棟)、平屋の着工だけは37,248棟から58,155棟へ+56.1%増加。比率は7.4%から15.4%へと、10年間で2倍以上になりました。

図1|平屋比率の推移(居住専用住宅・棟数ベース)

2013〜2023年度・全国

0% 4% 8% 12% 16% 7.4% 15.4% 2013 2016 2019 2022 2023

出典: 国土交通省「建築着工統計調査」より平屋図鑑編集部作成(平屋=居住専用住宅のうち地上1階建て・棟数ベース)。参考: 2024年暦年は16.8%(集計方法変更前の最終12ヶ月)

図2|平屋の新設着工棟数の推移

2013〜2023年度・全国

0 2万 4万 6万 37,248 58,155 2013 2016 2019 2022

出典: 同上。2020年度の一時的な減少はコロナ禍による着工全体の落ち込みを反映

年度平屋着工(棟)居住専用住宅全体(棟)平屋比率平屋の平均床面積
201337,248504,7307.4%101.2㎡
201432,474428,6937.6%100.6㎡
201535,314442,1388.0%100.0㎡
201638,670460,5388.4%99.9㎡
201742,058452,4089.3%100.0㎡
201845,725460,9289.9%100.8㎡
201948,491452,14610.7%100.4㎡
202047,452412,28911.5%100.4㎡
202156,673446,95512.7%100.1㎡
202257,575415,42813.9%98.7㎡
202358,155377,96415.4%97.8㎡

02 — PREFECTURE RANKING

都道府県ランキング|宮崎は2棟に1棟、東京は71棟に1棟

平屋の需要は地域で極端に異なります。1位の宮崎県は55.8%と新築(3階建て以下)の過半数が平屋。福岡を除く九州全県が30%を超える一方、最下位の東京都は1.4%。北関東(群馬・茨城・栃木)は全国平均を大きく上回る「隠れた平屋地帯」です。

図3|都道府県別 平屋比率トップ10+北関東3県(2022年)

3階建て以下の新築・居住専用住宅(棟数)に占める1階建ての割合

トップ10北関東3県参考(最下位)
宮崎県 鹿児島県 沖縄県 香川県 熊本県 山口県 長崎県 大分県 佐賀県 愛媛県 群馬県 茨城県 栃木県 東京都 55.8% 52.4% 41.7% 34.9% 34.4% 34.1% 32.2% 31.9% 31.3% 26.2% 26.2% 24.8% 22.0% 1.4%

出典: 国土交通省「建築着工統計調査」2022年(暦年)より平屋図鑑編集部集計。1・2位と沖縄・東京はリクルート(SUUMOジャーナル・2023年8月)公表値と一致、3位以下は同一定義による編集部の独自算出

最新の2024年(暦年)を同じ手法で集計すると、1位宮崎58.7%・2位鹿児島56.5%とさらに上昇し、茨城県が34.5%で全国9位に浮上(群馬33.4%・栃木31.0%)。平屋シフトは南九州の「文化」から、北関東を含む全国の「選択」へ広がりつつあります。

03 — SIZE TREND

平屋は「増えながら、小さくなっている」

平屋の平均床面積は2013年度の101.2㎡(約30.6坪)から2023年度は97.8㎡(約29.6坪)へと緩やかに縮小。夫婦ふたり・単身世帯の「ちょうどいい平屋」志向が、データにも表れています。

図4|平屋の平均床面積の推移

2013〜2023年度・全国(1棟あたり)

90㎡ 95㎡ 100㎡ 105㎡ 101.2㎡ 97.8㎡ 2013 2016 2019 2022

出典: 国土交通省「建築着工統計調査」より平屋図鑑編集部算出(床面積合計÷棟数)

04 — WHO BUILDS HIRAYA

誰が平屋を建てているのか

リクルートの注文住宅調査(2024年)では、注文住宅の22.1%が平屋。年代別では60代以上の34.9%(2020年18.9%)だけでなく、20代でも24.6%(同16.1%)と、シニアと若年層の両側で伸びています。平屋を選んだ理由の1位は「老後も暮らしやすいと思ったから」(66.8%)でした。

年代注文住宅に占める平屋率(2024年)参考: 2020年
20代24.6%16.1%
60代以上34.9%18.9%
全体22.1%

出典: リクルート「2024年 注文住宅動向・トレンド調査」(SUUMOジャーナル2024年11月27日)。※編集部による記事からの抽出値

本白書の引用について

平屋白書の図表・数値は、報道・ブログ・SNS・企業サイト等で出典を明記のうえ自由に引用いただけます(事前連絡不要・商用可)。引用の際は次のクレジットをお願いします。

出典: 平屋図鑑「平屋白書2026」https://hirayazukan.com/hakusho/

データの定義と方法論

  • 「平屋」= 国土交通省「建築着工統計調査(建築物着工統計)」における居住専用住宅のうち地上1階建ての建築物(棟数ベース)。同統計の第4表-1(用途別・階数別)より集計
  • 都道府県別比率(図3)= 3階建て以下の新築・居住専用住宅の棟数に占める1階建ての割合(2022年・2024年は暦年)。上位2県・沖縄・東京はリクルート公表値と一致することを確認済み。3位以下の数値は同一定義による編集部の独自算出
  • 国交省は2025年1月着工分から集計方法を変更しており、2024年度以降の年度値は2023年度以前と直接比較できません。本白書の連続系列は2013〜2023年度で構成しています
  • 一次データ: e-Stat(政府統計の総合窓口)建築着工統計調査。最終確認2026年7月
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